2016年10月27日木曜日

新庁舎の事・・・改めて

10月25日に只見地区センターで行なわれた《「只見町議会一般会議」只見町庁舎建設事業の今後の対応について》に出席しました。

8月13日のこのブログで紹介の「只見町庁舎建設だより(第2号)」の後、しばらく動きが有りませんでしたが、10月21日発行の「議会だより」で「調査特別委員会調査結果」に関する記事が掲載されました。
議会だより


そして、25日の一般会議で「役場庁舎建設に係わる調査特別委員会審査報告」が配られました。


8月の建設だよりでは「・・・いずれにしても議員の発言からは現設計の見直しで進めるべきという意見は無く、これ以上の設計変更による対応は難しいと判断し、新たな出直しをはかります。」と締めくくり。
調査特別委員会審査報告では『・・・議員各位の意見はおおかた「このまま進めるべきではない」としたものだった。』と書いています。

物理的状況は、予算の全てが白紙に戻ったので、当面町当局は新庁舎に関する具体的な作業が出来ないということです。推進してきた町長の任期は後が無く、発注は宙に浮いた状態で建設はまさに原点に戻ったといえる状況です。

しかしながら私には、この間の報告を見ても、「何故これだけ時間と金を掛けてきた作業を、明快な説明のない中でかなぐり捨てられるのか」の本当の理由が分からないでいます。
建設が遅れることに意味を見出す人が居る、という裏の話も耳にしたりしますが、大多数の町民がそれで納得しているとは思えないのです。

一昨日の一般会議では、今後の進め方について《町民、議会、当局からなる「建設検討委員会」を早期に開設し、町民を主体とした仕組みの中で意思決定し、速やかに新庁舎を実現してほしい》との要望をしています。
私は会議の中で、建設において全てを白紙に戻すことの意味、その難しさを少しお話しました。

改めて提案

  1. 「新庁舎建設検討委員会」を早期に設立し、今までの設計内容を精査し(作業を無駄にしない為)現設計の良い面、好ましくないあるいは問題と思われる事象を町民の目から検証し、要素を抽出し整理する。
  2. 検証の過程、あるいは結果を踏まえて、町民の求める新庁舎像を再構築する。
  3. 上記委員会とは別に「技術者会議」を設け、専門技術的事象については技術者会議に諮問する。
  4. 設計者の選定、施工発注方法、あるいは目標とする建設費など技術的、政策的に重要な事象は、新庁舎建設検討委員会、技術者会議の合同の場にて方向を探る。
  5. 全ての会議は、議事終了後重要項目をまとめ公開することで全町民に理解を頂く、あるいは質問、提案の機会を適宜設ける。

私は、町民の多くの方が設計に参加出来る仕組みの中で、完成を共に喜べる新庁舎を是非手に入れて頂きたいと願っています。

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