2016年12月30日金曜日

9回目の年末の一言

長い一年でした。
いろいろなことがありました。
その結果でしょうか、今年のブログでは今回を含めて216回の投稿となりました。
年間200回を超えるのは9年目にして初。

「昔の仕事」が7月1日の「その1」から12月3日の「その18-3」まで20回にわたって書けたこともボリュームに貢献したのかもしれません。
「昔の仕事」については、未だ少し書き残しているのと、さらに家具にまで広げることで私の「もの造り」の記録としたいとも考えています。

いずれにしても、このようにつたない文章、私的な内容にまでお付き合いいただいたことに感謝申し上げます。

今年は、投稿数が増えたのと同時に、訪問頂いて読んでいただいた方の数も飛躍的に増加しました。
そんな中で、アプローチ数の多い上位10をご報告しておきます。

1. 演奏参加ツアー        12月5日
2. 広報只見            11月14日
3. 新庁舎の行方         9月7日
4. 春に向けて助走・・・その2  3月1日
5. 只見町議会議員選挙     3月22日
6. 先の見えない新庁舎     3月15日
7. 民家再生            3月23日
8. 末端生活のすすめ      12月6日
9. 混迷を深める新庁舎     2月26日
10.Emmaスツールのデビュー  3月8日

・過去8年間の「年末の一言」はこの下の「ラベル:年末の一言」をクリックしていただくと全てを見ることが出来ます。

・「昔の仕事」も同様に「ラベル:昔の仕事」からアプローチできます。

・また、話題のテーマ「上位10」は同じく「ラベル:上位10」をクリックしてみてください。

来年も、引き続き毘沙沢での生活を中心に書き続けるつもりです。
奥会津・只見町そして毘沙沢応援団の皆さま、来年もよろしくお願いします。
良い年をお迎えください。

2016年12月28日水曜日

関東平野の晴れ空の下で

今関東平野は快晴、こうした時は日本海側は雪。
朝、気になる雪の状況を町のライブカメラで確認します。

今朝のライブカメラ
そして手帳に「朝:150ミリ」とその日のおおよその積雪量を書き込みます。

昨晩は駒込小学校6年2組の忘年会・・・久々に巣鴨。
稲刈りのお礼の「遊び田」のお米を・・・重たかった・・・手渡すことが出来ました。

第九合唱の演奏中の写真を頂きましたので、掲載させていただきます。
最後のアンコールで中学生が舞台に上がった時ですね。
第九合唱・アンコール場面

2016年12月25日日曜日

演奏会参加ツアー

只見町からの参加は5人。
正確には1人は東京から。
林道を歩いて下山

私たちは、22日に山を下り、芦ノ牧温泉に1泊してから23日の練習に入りました。
サナエさんと恵子さんは23日の練習の後、東京からの麻衣子さんと会場近くの宿泊施設で当日を迎えました。
「朝から温泉に浸かって・・・・」などと、旅行気分。

そうなんです・・只見からの参加は大雪の心配から、宿泊付き演奏会参加ツアーなのです。

24日は御蔵入交流館9時集合、午前中は発声から始まって、ゲネプロでオーケストラと合わせます。
最後の調整です。
だんだんと気分が高まります。
この瞬間が好きです。
リラックスして楽しめる瞬間でもあります。
ゲネプロ



沢山のお客さんにお出かけいただいて、よい演奏ができたと思います。
高橋先生の指揮、ソリストの歌声・・・すごかった・・・奇麗だった。
記念撮影

このような演奏会に参加できたことに感謝。
関係者の皆さん、お世話になりました。
ソプラノ・ソリスト史子さん
メゾソプラノ・ソリスト・州美枝さん

高橋マエストロ

打ち上げ会場を少し早めに後にして、柏にたどり着いたのは23時。
長い、楽しい2泊3日の演奏会参加ツアーでした。
只見からの参加者と荒川先生

2016年12月23日金曜日

いよいよです

昨晩は芦ノ牧温泉で鋭気を養い、今日は前日のリハーサルでありました。
芦ノ牧のホテル、夕飯

そして、今日は駅前ホテル泊。
なんだか演奏旅行の気分・・・ちと生意気。
第九合唱練習中

「椿姫」より 乾杯の歌

幸い・・・今のところ明日の天候は心配していたほどに厳しくはなさそう。
明日は朝から直前のリハーサルが始まります。
楽しみです。

2016年12月21日水曜日

仕事おさめ

何だかここ数日穏やかです。
天候が穏やかだと気持ちも平になります。

工房の今年の仕事はこれでお仕舞ですね。
年末に完成のブックカバー5点

ナラの天板(2枚分割)
午後、林道をブルトーザーが走りました。
今年のブルは大型

明日、下山します。
目的は、24日の第九合唱への参加。

皆さま、是非是非私達に会いに、会津田島へ来てください。
3部構成に分けた演出、楽しい演奏会になると思います。

2016年12月16日金曜日

冬のお仕事

寒いのでいろんなものが集まります
雪国では、雪に閉ざされたら、屋内の作業場で落ち着いて物づくりをするのが昔からの習わし。
今日は朝から雪、午後から一段と激しく、時に横なぐりの吹雪。

ここ数日の仕事です。

EMMAスツール:座板はクリ
そして今日はコツコツと、富美恵は裂き織の仕上げ。
私は、テーブルの天板の加工でありました。
明日も雪の予報・・・この冬は本格的なのかな・・・。
裂き織の加工作業

テーブルの天板の製作中
東北のミズナラなのだがコナラのように重く硬い

2016年12月12日月曜日

チャンと・・・来ました

根雪の平均は12月10日と聞いています。
ですから、平均的な冬の到来ということになります。
家の周りの除雪をしました

それでも淡い期待があり、オイオイと気持ちは焦ります。
今日は、約束がありましたし、15日は夜の会議の予定もあるのですが・・・。

ま、仕方がありません、無理は禁物。
Skypeなんか使ってTV会議なんかできると良いのだが・・・10年早いか。

2016年12月10日土曜日

車・・山を下りる

今日は、第九合唱のマエストロ稽古の日でした。
楽しみにしていましたが、思いのほか積雪が大きいので、あきらめて車を車庫に下ろしました。
分校と林道

毘沙沢方面に

このぐらいの積雪ですと、無理をすれば戻れないことも無いのですが、夜の練習で、暗い林道でトラブルと大変ですから・・・安全を選びました。

ということで、毘沙沢は孤立状態に突入しました。
家具と裂き織の仕事がはかどりますように・・・それにしても寒い。
お昼前・・・この後10センチほど増しています

2016年12月9日金曜日

奥会津で田舎探し

こんなにすごいバスツアーが有るのだ。
田舎暮らしをお探しの皆さん、これはチャンス。
何しろ、3,000円で1泊2日のバスツアー。

只見町7名、南会津町7名、どうかこのチャンスを利用して奥会津にお出かけください。

地元職人の会

報告書の表紙
今から12年ほど前になりますが「只見町地域住宅計画(HOPE)」の推進報告書があります。
報告書の最後に「研究会組織づくりと活動強化」があり、「住まいづくり・まちづくり研究会」体制が組織されました。

今こそこうした活動の強化が必要なんだと思います

そうした活動の延長で、昨晩「地元職人の会勉強会・懇親会」で、空き家住宅の利活用について話をして欲しいとの要請があり、参加しました。
昨晩の勉強会の参加者

親睦会

現在、明和自治振興会で進めている活動内容を、地域おこし協力隊の大竹さんと2人でお話する機会を頂いたと言う事です。

参加者は大工さんとか電気、塗装、左官、板金・・・など、この地の建設を担う方々でした。
親睦会では、私が今住む家の縁者の板金屋さんとか、毘沙沢がふるさとの大工さん・・・なんだか懐かしくお話しました。
毘沙沢がルーツのお二人
左の浩さんはこの町で一番若い大工さん、でも49歳とか

空き家への関心は、少しずつですが広がっているようです。

2016年12月6日火曜日

末端生活のすすめ

都会の生活は魅力的。
それは十分承知。
でもそれに勝る生活も有りますぞ。

美味しい空気と、広大な自然と空間、自由な活動の場とゆったりと流れる時間、温かい人々との活動環境・・・あああ、パソコンと温かいストーブだって有るんだ。
あそうそう、大事なのは生きるエネルギー・・不安、冒険心、真剣に自然と向き合わなくてはならない・・・戦いながら生きる本能の復活だ・・・生きる活力。

都会の皆さん、これからは都会が全てじゃない・・・ですぞ。
山の中でパソコンは強い味方
光ケーブルはこうした場所でも・・・今は有る

大きな音出しても問題なし

何でも燃してます・・・木工家には最適
テレビだってBSならOKさ

2016年12月3日土曜日

昔の仕事・・・その18-3

工期は1988年7月から2001年2月の2年7ヵ月でした。
この間にどれだけの総合図・施工図をチェックしたのでしょうね。
1989年夏の全景、未だ駅との間の道路は有りません
1989年夏、
右上の仮説小屋が私達の事務所でした
本部・文系・教養部・講堂


工区は5つに分かれていましたが中野君と私は主に1工区に多くの時間をついやしていました。
青木建設を中心とするJVも良く頑張りました。

朝から晩まで、毎日毎日施工図に赤を入れて施工者に戻す作業、隅から隅まで図面化する作業。
工業製品ではなく、ほとんどが現場で造りましたのと、外壁がタイル先付とか内外壁面がコンクリートの打放しでしたから、タイルの割り付けと型枠の割り付けを全て図面化していました。
京都大佛のお店の前で瓦の検討

型枠先付タイルの様子

そんな中で癒されたのが、美術品を沢山取り入れたことでした。
平野忠夫さんの提案でしたね。
アート・ディレクターが高橋英子(当時女子美教授)さん。
12か所12人のアーティストが選定され、建物に散りばめられたのでした。

それぞれに思い出深いのですが、大学広場の石彫(空充秋)、光の塔の振り子時計と日時計(須藤宏+高橋英子)、小講堂緞帳(佐野ぬい)、大学本部金属彫刻(井原通夫)、大講堂ステンドグラス(安河内敦子)、人文学部ロビー(熊井恭子)、法学部ロビー(斉藤研)、経済学部玄関ホール(高橋英子)が私の担当エリヤでした。

写真で紹介します。
現場事務所に空さんが持ち込んだ模型

四国の工房へ製品検査(空、平野。髙橋・・撮影今井)
塔壁面の日時計・・・昨日撮影

塔の中の振り子時計・・・昨日撮影

人文学部の壁面装飾

小講堂の緞帳
300席のこのホールは、私の設計の中で特にお気に入り
経済学部ホール・・・昨日撮影
高松の空さんの工房にて

想い出のスナップ