2015年1月31日土曜日

シナッカワを織る

シナの木の皮はこの地域で昔からロープ、紐などとして使われてきた材料で、大変強度が強い。
糸としては畳の経糸として使われてきたようだ。
シナッカワ(シナの木の皮)

だいぶ前に、地元の方の協力で手に入れていたシナッカワで織を試みている。

経糸をシナで機械に掛けるのは相当に熟練しないと難しい、と言う事で既成の麻糸を使っているが織上がりはまずまず。
自然の風合いが特徴

写真は試作の布だが綿、絹などに比して固めで強度が有る。
夏向きの爽やかさが有り、自然の風合いが魅力。
この特徴を生かした商品を生み出したいと思っています。

2015年1月30日金曜日

少し仕事

この一週間は雪が落ち着いて、少し仕事などしています。
寒い工房ですからあまり頑張れないのですが、慣れた作業はそれなりにはかどっています。
シナの木の皮(シナッカワ)と麻による織り

この朝は工房内温度は0度

動かなくなった除雪機の部品は、丁度良いものは見つからなかったのですが、製作することで解決しそうです。
壊れた部品を使ってベアリングを組み込むのだと思いますが、お任せです。
これで古い機械がまた復活してくれると良いのですが。
あ、ブログを見て「直せるかも・・・」と声を掛けて頂いていました。
嬉しいですね。
もし、直らないときは宜しくお願いします。

明日下山します。
会津田島で、昨年末の会津若松での第九演奏会の反省会(南会津第九の会新年会?)、そしてその前に今年初の田島吹奏楽団の練習。
久々の下界が楽しみです。




2015年1月27日火曜日

避難

十数年間、避難した事のなかったシーサー。
これで安心
今年は掘り出しました。
2002年6月の当初

掘り出すのが大変、場所が????でした

2015年1月26日月曜日

水の力

除雪機が壊れて頼りになるのが水。
消雪池は24時間働いています。

小さな谷の水を引き込んでいます・・・高低差を利用していますからエネルギーは必要としません。

これは地元の古老(失礼m(__)m)の協力によるものです。
30センチほどの深さの水深に、40ミリのパイプで引き込んでいます。

今の時期は十分な水の供給は有りませんが、それでも池の幅の落下した屋根の雪はきれいに溶かして、春を待たずに日本海へと流してくれています。

この方法は実に優れていますが、防水技術の無い時代は、水を大量に家の近くに貯めることが家を湿気で痛めるため敬遠されてきたようです。
ですから、只見町でも消雪池は主流ではありません。
池に余裕があるときは周辺の雪も投げ込みます

玄関前などで、ホースに穴を開けたたようなものでちょろちょろと水を流して溶かす方法が良く使われます。
しかしながらこの方法は、屋根から落ちる大量の雪には対応が難しいようです。

機械による除雪作業はエネルギーを必要とし、人力を必要とします。
人手が不足する今後の豪雪地の消雪に、水の利用を本格的に考えることは無駄でないと思われます。
専門家が基準を作り、工法を確立し、町が助成する。

水の力には、発電と共に、豪雪地が生き延びるためのヒントが隠されているような気がしています。

2015年1月25日日曜日

来訪者

車の入らない行き止まり道の奥、雪の季節は一段と静かです。
車の音は勿論、人が訪ねて来るなどと言う事も稀。

それでも冬の間に、何回かは雪道を歩いて訪れてくれる訪問者が有ります。
昨日は、午後良い天気になりました。

「遅くなったからまたの機会にしたら」と午後2時近くの電話で「じゃ~」と一時はなったのだが・・・。
除雪機の壊れた部品を修理屋さん?へ運んでもらうこちらの都合で訪問いただくことに成りました。

そんな事で、今年初の訪問者はまたしても和子さん。
一時間半ほど居たかな、フルートの練習をして、おしゃべりして、お茶して、壊れた部品をリュックに入れて、スキーで初転びして、山を下りていきました。

感謝、また来てください。

2015年1月24日土曜日

試練は続く・・・その3

戻ってから初の洗濯。

留守の間に洗濯機の給水管が凍り付いたり、配水管が凍るというトラブルは経験済み。
配水管には不凍液を入れたり、給水管を外して置いたりと対応は万全、のはずが、今朝は排水が途中で止まる。

配水管を温めてもダメ、洗濯機のエラー表示はE3、これはやはり配水管の詰まり。
残る原因は、外の雪の下の配水管の不具合・・・・ああああ。
きちんとしないとトラブルの元(;_;)/~~~
穴を掘り下げるのは大変

とにかく自力で解決しなくてはいけないのが毘沙沢の暮らし。
穴を掘るのは避けたい作業なのだが、除雪機の使えない今、手掘りでは穴を掘るしか緊急の手はない。

やはり・・・・雪に押されて、鞘管が柔らかい洗濯機の配水管をつなぎ目で押しつぶしていました。
いつもなら、建物際は雪が柔らかくて、このような事にはならないのに、今年はやはり少し違う。

かくして、3日連続の試練でありました。
除雪機は、未だ、修理のめどが立たない。

2015年1月23日金曜日

試練は続く

昨日の除雪機の電気事故、寝ながら考えました。
束ねた古い電線に、雪解け水がかかり、侵入水が原因の漏電ではないかと・・・。
今日、作業前に、修理箇所にビニールで防水処置・・・これで安心。

早々作業にかかりましたが、突然金属音、そしてゴムが燃える臭い。
「あ~、走行ベルトが切れる・・・」と、慌てて車庫に戻しました。

前々から、走行ベルトを新しくしなくてはと心配していたのですが、調べてみると、走るときにベルトを抑えつけるプーリーが壊れたのでした。
解体して取り出してみると、写真のようにベアリングがつぶれ、悲惨な状況。
特殊な部品なのかな?


これは簡単には直せない。
中古だから、部品は無いし・・・今回は本当に困ったぞ。

2015年1月22日木曜日

スカイプの向こう・・・5ヶ月

スカイプの窓からのぞき込む目fromロンドン・・・・生後5ヶ月


サバイバルライフ

豪雪の記憶はこのような年に記憶の中に留まるんだな。
「昔はもっと雪が多かった」とか、昔の人は良く話すけど、こうした特別な記憶が左右しての発言なんでしょう。

雪国の雪の状況はその年によって個性的。
ですから豪雪のイメージは経験と状況によって、人それぞれなんですね。
そう考えると「奥会津の雪が深い事を知って家を買ったのですか?」という質問は実は愚問。
一年や二年の体験では、その凄さ、豪雪の本質は簡単には分からないのだ。
家の前の雪は4メートル近くまでになりました

今年は、早くにドカンと積もったので、十分豪雪の貫録を示した年の記憶を残しそうな予感。

この雪に対応出来なかったのか、夕方除雪機が火を噴いた。キースイッチからの電線がショートして・・・雪国は・・・陸の孤島は刺激的。
そうした都会では味わえないサバイバルが面白いのだが。


何とか仮設的に修理したが・・明日からの除雪が?。

2015年1月20日火曜日

戻りました

この時期の積雪量としてはだいぶ多いですね。
このまま降り続いたら大変だ。
林道を圧雪作業中のブルトーザー

圧雪直後の林道

今日の毘沙沢・・・我が家

玄関前、水の働き

2015年1月19日月曜日

吹奏楽ワークショップ終わる

開会のファンファーレ
私の金管楽器は高校2年で休止、再開は60歳でしたから40年以上のブランク。
そして、コルネットからホルンに持ち替えて3年半が経ちました。

田島吹奏楽団から武者修行
今期初めて柏の葉吹奏楽団のワークショップに参加したのですが、このワークショップは今回で18回を数えていて、実はワークショップ(生涯学習)の形をとりながら、立派な地元社会人吹奏楽団。
ワークショップという形でなければ私などが参加できるレベルではありませんでした。
ホルンはこの他に2人

新春のコンサートが昨日終わりました。
1週間の追い上げ練習で何とかしのぎましたが、全19曲はさすがに大変で、迷子になったり、速さに追いつけなかったり、リズムに乗れなかったり、などという局面も少なからず有りました・・・お許しを。
親睦会
他にアンコールなど3曲

総会と終了式の後、親睦会が企画されていて、お酒なしで大いに盛り上がりました。
次期のワークショップは5月から始まります。
15回の練習日と2回の演奏会の日程もすでに決まっています・・・また勉強に来たいと思っています。

毘沙沢はその後大雪です・・・心配・・・明日戻ります。

2015年1月13日火曜日

晴れ間の中で

柏の葉・合同練習
年末年始はいろいろと忙しく、その間に風邪などひいて、ホルン・・・しばらく練習が出来ていませんでしたので10日の合同練習は、モタモタと大変でした。
私は基本的に音楽は苦手なのですから、不断の個人練習なしでは成り立たないので有ります。

いよいよ1月18日(日)の新春のコンサートが近づいてまいりました。
14時から、さわやかちば県民プラザ・アゴラです・・・・全19曲。
お近くの方、お出かけください。
梅窓院の参道

私達の高校のブラバンのお友達、その後も親しくさせて頂いていたさよ子さん、ご主人が他界。
ご夫婦で毘沙沢にも来ていただいたことがありました。
座卓も作らせて頂いたのでした。

祥三さんは、東大・ハーバード大卒、大手証券会社役員、国の証券等監視委員などを務め、金融界で未だ現役でしたが、突然の事でした。
今日告別式、青山の梅窓院へ出かけました。
67歳、この歳はどうやら一つの節目のように見えます・・・早すぎる・・・淋しいぞ。
来年私も67歳。
ご冥福をお祈りします。


2015年1月10日土曜日

吹雪の下山

オペレータの都合で、一日前の午後ブルが林道を走りました。
予報では、たいした積雪ではないから問題ないさ・・・と思いましたが・・・夜、ザザザア~と屋根を滑り落ちる雪の音で目を覚まします。

窓の外を見ると20センチほどの積雪。
ま、この程度は問題なし・・30センチを超え50センチほど一晩で積もった直後の林道歩行は辛い。
この出で立ち

足元


吹雪の中を下山しました。
気温は-5度程度でさらさらした軽い雪。
風が強いと顔が冷たく、視界が悪いのですが汗をかかないのが良い。
集落内の材料置き場の雪は和義さんにお願いしています
車庫に到着

8時30分毘沙沢発、10時に車庫到着。
11時半、田島祇園会館で昼食・・・食い過ぎ。
お代わり・・した
買い物などして、18時柏着。
関東平野の夕陽

今日は、柏の葉吹奏楽団今年初の練習日・・・・18日の演奏会に向けて・・・。
と言う事で、田島吹奏楽団の新年会には参加出来ないのです・・・残念。

2015年1月8日木曜日

雪を掘る

こんなに大変な作業をなんで、飽きもせず。
お金を払って頼める人がいれば頼みたいが、そんな人は毘沙沢には居ない。

自らの家を守るためには自らが汗を流すしかない、これは江戸の昔から毘沙沢では同じだ。

室内から高窓越しにパチリ

じゃ、えらく苦痛かと言うと、さほどでもない。
家を守る、生活を守る・・・これは皆さんが仕事をして家族を守っているのに似ている。

今回の3日間の雪堀で、家の周りをほぼ綺麗にした。
これでしばらくは安心。
この喜び、充実感が苦痛な作業を支えている・・・・くたびれたけどね・・・春まで続く。
いや、春になれば終わる。

2015年1月6日火曜日

古い機械と・・・。

古い人が、古い機械を使って仕事。
なんだか機械の調子が悪いぞ・・・・と思うとその内に動かなくなる・・・ご機嫌斜め。。
故障・・・ドッキリ
おいおい困るよ・・・頭の中を原因が駆け巡る。
そして、ベルトの緩みに気が付く。

こうした事件にもだいぶ慣れました。
北面に挑戦中

雨が降ったら、ゴアテックスが有りますから問題なし。
でも、頭の上は昔ながらのスゲガサ、これに勝るもの無し。


2015年1月5日月曜日

毘沙沢に戻りました。

天気予報を見ながら行動しています。
今日は全国的に良い天気。

6時柏発、毘沙沢13時30分着。
雪上歩行には気持ちの良い一日でした。
快適な2キロ半

たびたび休憩

明日からまた、家の周りの除雪。
とにかく雪が多い。
毘沙沢はこんな感じ

2015年1月4日日曜日

正月だから

巣鴨のとげぬき地蔵は子供のころから慣れ親しんだ場所。
江戸六地蔵の一つ、眞性寺に寄り、賑やかな商店街を歩いて、屋台を覗き・・・お賽銭を少し投げて、今年の家族の幸せと安全を祈願しました。
昨年300年祭ということは300歳

とげぬき地蔵は4の日が賑やか

地下鉄で蓮根駅へ移動。
新年会は父の96歳の誕生日でもありました。
8回目の年男

明日、雪の毘沙沢に戻ります。

2015年1月2日金曜日

やっとお正月

年末から、いや、12月の中ほどから風邪に悩まされながら・・・・だましだましの年末で有りましたが、ついにダウン。
元旦はゴロゴロして・・・今日2日、何とか東京フィルハーモニー交響楽団のニューイヤーコンサートに、よたよたと出かけて参りました。

 これでやっとお正月です。 
今回、東フィルのニュ-イヤーコンサートに出掛けたのは、その曲目の中にシベリウスの「フィンランディア」が有ったからなのです。
この曲は、昔々、高校のブラバンで演奏した想い出の曲。 
チケットの購入が遅くて3階席でした

渋谷のオーチャードホールは大きなホールなのですが、満席。 1731年製のストラスバリウスを奏でるキム・ダミさんのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲などを有難く聴いて、ラヴェルのボレロに感激し、久々に外国人のたくさん歩いている渋谷の街をきょろきょろとして、先ほど静かな柏に戻りました。

楽しい演奏会で元気になりましたが、ニュースでは、日本海側がまたまた大雪。
落ち着いたら、体調を整えて雪の世界に早く戻らねば。