2013年8月11日日曜日

只見線は日々朽ちている

先日久々に塩沢、蒲生など歩いていたら、只見線がまるで廃線のようにひっそりと、その役目を終えたかのように、のどかな景色で目の前に現れました。
只見駅―会津川口駅間は2年前から災害で不通になっているので有りますが、未だ再開の目途が立たないのです。
数日前の只見線

メンテナンスはされていません

町では町長、議員がJR本社に陳情に行ったとか、と言う話も聞きます。
そして、今月17日には町の企画で「50歳おめでとう!只見駅バースデーイベント」が予定されています。
全町民に配られました

只見線再開は本当に必要なのだろうか?と言う事は、JRの幹部も、そして多くの方々が今考えている事でしょう。そんな中で、それでも必要なのです、ということを分かっていただく為に何が求められているのか。
その事を真剣に考え、議論し、町民の総意としてアピールする事が今大切なのでしょう。
説得力のある、住民による、新たな只見線再生ビジョンが求められているのではないでしょうか。

楽しむ為のお祭りを否定はしません。でも、こうした事でJRや県や国は同情してくれるのでしょうか?
お祭りは、この地の一部の人たちの只見線へのノスタルジーでしかなく、半身不随の50歳で祝われるJRは少し気恥ずかしい気持ちではないでしょうか。

3 件のコメント:

Junko Sato さんのコメント...

同感です。

高木正貴 さんのコメント...

私も同感です。復旧する事自体が目的で、その目的の根拠がよく見えないように思えます。復旧後町民は只見線を利用するのでしょうか?

毘沙沢 さんのコメント...

潤子さん、高木さん、投稿ありがとうございます。今、この事実に真摯に向き合う事が求められていると思います。新たな何かが無ければ再開は出来ないでしょうから。
もし仮に、誠意という物で示すのであれば、草に覆われた線路の維持管理を買って出るとか、信号機にカッパを着せるとか・・・お祭りよりはまだ他に気持ちを通じさせる方法がありそうに思います。
残存の鉄橋などもすでに朽ち始めているようです。