2013年6月29日土曜日

椅子の修理

ロッキングチェアーの修理が終わって、先日送り返しました。

一部破損して9年ぶりに工房に戻った椅子は、本当に良く使われたのだということが一目で分かりました。
右後脚と背のスポークを新しくしました

そんなKさんから、お礼のメッセージが届きました。
『こんばんわ、この度は椅子を修理して頂き誠に有りがとうございました。
9年前私の退職祝いで、息子と娘がプレゼントしてくれたもで、この椅子に揺られて
居る時が、一番リラックスするときです。
私の一番の時が又戻りました。ありがとうございました。』

短い文面から、この椅子がKさんにとっていかに大切な場であるかが伺えます。
ありがたい便りです。

2013年6月28日金曜日

柏市のお友達

このお二人は何回毘沙沢を訪ねてくれたのでしょうか?。
たぶん、このブログにも何回となく登場しているはず。

柏市に友達の多い中で、富美恵の特に近しい方々の中のお二人。
新しいポストの脇で

「只見にはまだ野菜が無い・・・」の一言から、お土産は柏で採れた自作の野菜など・・・が。
柏市は実は、東京のベットタウンであると共に多くの農家があるのですね。
お土産の野菜の一部

それどころか、夕食の支度まで、ケータリング付きという念の入れよう。
65歳のローソク・・・感動もの

そして、なんと私の65歳の誕生日のイブの演出まで・・・でした。
アリガタヤ・アリガタヤ。

食後はいつもの音楽会でしたよ~。
お友達は財産ですね。
そして、このブログをいつも読んでいただいている皆さまも、私の大切な財産ですよ~。

2013年6月27日木曜日

昔の写真

昭和44年の災害直前の毘沙沢集落の写真。
だいぶ前にそうした写真があることは聞いていました。
「今度見せてください」とお願いしていたのです。
今朝、良助さんが持参してくれました。
離村前の集落

同じ位置から見る今の毘沙沢

この写真は、昭和42年ごろ、弟さんがカメラを購入した時に写したものだとのこと。
手前が新次・良助さんの家、奥が右から芳二さん、鬼子児・和男さん、新吾・義信さんの曲がり家。
良助さん

残念ながら我が家はさらに右、入り口の道だけが見えます。
現在舗装されている新しい道は未だ未舗装、右下に下る道が主に使われていたようです。

コーヒーを飲みながらお話も伺いました。
「毘沙沢は道が多かった・・・大田、布沢、坂田、野ノ沢へ、それぞれ通じる道があった」「昔の人は坂道は苦にならなかったから、山の上にも畑を作っていた」「その昔はさらに大きな集落であったらしい・・・」などと。

毘沙沢の昔の写真をお持ちの方、お知らせ下さい。

2013年6月26日水曜日

きゃらぶき失敗

今の時期は林道を歩くとフキが採れる。
ですから年に一度のキャラブキ作り。

今年は4キロほどのフキを調理しました。
調理などと言うほどの事ではないのですが、こだわっているのは炭火。
炭火でことことと、のんびり炊き上げるのです。

昨日は、朝から炭に火をつけて、外のスモーク小屋で2鍋を交互に七輪の上で・・・。
炭の加減を見ながらですから時間が掛かります。

1鍋はほぼ終わりましたが、残りは夜になり、火加減を見てそのままにして・・・大丈夫だろう・・と朝まで。
失敗しました。見事に焦がした。

そういえば、昨日、夕方ぐらいから、毘沙沢ではめったに見ないカラスが来ていました。
朝はカーカーと鳴くカラスで目が覚めた。
女房と「あのカラス、フキを煮込む匂いにつられてきたんだね」・・・そんなことも有ってか、鍋の中はカラス色。
朝から、ショック。
カラス色

ショック



2013年6月24日月曜日

毘沙沢林道の人たち

延長2.5キロの毘沙沢林道には、16の建物があり、3軒が在住、13軒が別荘利用です。
その他、建設中?の方も居ます。

これら毘沙沢林道生活者は、全てが他地域からの移住、あるいは通いで、ほとんどが都会者。

そして現在居住の、松★さんはトマト生産者となり、神●さんはステンドグラス製作アーティスト、私は建築家の木工家・・・・ちょっと格好良すぎ。

そして、林道に小屋を持ち、今朝現れた小▲さんは、千葉県で馬、ヤギ、鶏を飼い、養蜂に凝り、自然農法で野菜を作ったりしている。
いつも自作の蜂蜜を持参してくれます

千葉県で飼っている小▲さんのポニー
お隣の岩★さんは、オーディオ機器のプロ。
最近、現れない橋■さんは、ログビルダーとなってログハウスを製作している様子。
鈴▲さんは、プロの写真家。
そして、先日焼酎を差し入れしてくれた相●さんは、小屋に大きなスピーカーを持ち込んで楽しんでいる様子、さらにレコーディングのセミプロ?だとか。

こうして見ると、毘沙沢林道は「人生を楽しく過そう」というこだわりの強い人種の集まりのような気がしてきた。
なかなか面白い。

2013年6月23日日曜日

合唱交流会参加と第九への挑戦

朝から、昨晩に続いて会津田島へ。
第16回南会津合唱交流会への参加。
歌うのは「ふくろうの森合唱団」

今回の参加団体は6団体、田島から「森の合唱団」と「田島ポーレ合唱団」、南郷から「コーラスサークル ロング」、伊南から「ふくろうの森合唱団」、下郷から「しらかばコーラス」、そして只見から「コーラスはなみずき」・・・・・総勢87名。
合唱交流会の参加者集合

がぜん男性の少ない中で奮闘してきました・・・そして疲れました。

終了後、『南会津で「第九」をうたおう』の説明会に参加。
御蔵入交流館で12月23日14時開演の予定。
第九説明会風景

1~2ヶ月前?ぐらいから「第九」合唱参加者を募集していましたが、いよいよ今日参加者への説明が行われました。
現在参加者は70名ほどのようです。
まだまだ募集中とのこと、特に男性はめちゃめちゃ足りないようですから・・・名乗りを上げてみてはいかがでしょうか。

フリガナ付きの楽譜なども購入しましたから、いよいよです。
来週から、練習が始まります・・・・同じ趣味を持ついろいろな方との交流が結構楽しみ。

帰り道、新しい屋根に葺きかわった楼門を近くで観察。
多雪地では嘘の様なプロポーションだと思いませんか
このプロポーションが魅力・・・なにやら縄文の匂いがします。
本当に縄文だ

屋根が出来ていた

昨日只見町では夜キャンドルナイトのイベントが開催されていましたが、私達は吹奏楽の練習に出かけました。

田島へ向かう途中、南泉寺楼門に人盛り。
そうです、屋根の葺き替えが終わって、お披露目会?でしょうか。
ロケーションが実に良い

車が入れないので遠目ですが実にチャーミング。
茅葺の屋根は生きているようですね。嬉しそう・・ニコニコと笑っているように見えます。

吹奏楽の練習は、久々でしたが、とても楽しい9人の会でした。
この場所、私は好きなのです

2013年6月22日土曜日

住宅地図

5,000人を切る人口ですから、誰が何処に住んでいるかは皆さんよくご存知。
「叶津の○○です」などとよく言う。
しかしながら新参者には12年になろうというのになかなか分からない。

それでは住宅地図でも・・・7,000円を払って購入。
え~、こんなに薄い・・・紙にして46枚(表紙のぞく)。
これなら1枚ずつコピーしても92枚・・・1,000円でOKか。
このページの右端に我が家が有る

さらに開くと、ほとんどが山林原野・・・住宅が小さい・・・渡部、渡部、渡部・・苗字だけで名の記入の無いものも多い。
おい、この人はだいぶ前に亡くなっているぞ・・・・など。
それでも表紙には2012,10と書いてある。

ともあれ、何かと便利である。
△△さんはここに住んでんだ、などと確認が出来るのだ。

購入の目的は、実は別にあるのだが・・・これは今後ボチボチと。

2013年6月20日木曜日

食生活改善推進員

この町に移り住んで、直ぐに富美恵が参加したのが、只見町食生活改善推進員会。
目的は、食を通して町民の健康の保持増進に寄与する、と言うことのようです。

年間を通していろいろな集落で料理教室を開催し、食を通しての地域活動をしているのです。
今日の献立の説明を受けます

それぞれ手分けをして調理

今日の講習は「いきいき・ふれあい事業」のヘルスメイト講習会。
会員が事前に料理の講習を受け、後に各地域で先生役を担うという仕組みのようです。
こうした地道な活動、もう少し宣伝してよいのでは・・・との思いから今回取り上げてみました。
味を確かめ、意見交換

これに参加した日は、必ず余り物が持参され、我が家の夕食のテーブルに並びます。
少し、恩恵にあずかっています。

2013年6月18日火曜日

議会傍聴しました

昨日は毘沙沢のおしゃべり会。
気の合う仲間が持ち寄りのランチでペチャペチャしましょうという富美恵の企画。
若い皆さんにお出かけいただいて嬉しいですね。ありがとうございました。
食事の後の写真でした・・残念

やっと泣き止みましたね

そんな時でもありますし、気になる議題が・・・・と言うことで初めての議会傍聴に出かけてみました。
只見町には12人の議員がいますが、昨日6人、そして今日4人の一般質問が予定されています。

気になる議題とは「只見町に住むことの不利をなくす取り組みについて」「ユネスコエコパークに向けての町並みづくりについて」「只見町の将来を見据えた町づくりとして、いま取り組まなくてはならない最重要かつ最優先課題は何と考えているか・・・・役場庁舎の基本設計、開発センターの改修、解体是非の件」。

小さな町ですから、質問の内容は限られています。
今回10人の質問は、「ユネスコエコパーク」「豪雨災害」「JR只見線再開通」「人口問題にからめた町の活性化」の4点に集中しています。

議員も町長はじめ町職員も一生懸命に考えて活動していることが良くわかりました。
しかしながら課題が多く、消化不良といった状況が気になります。

人口の少ない高齢化率の高い町、いや、村に近い小さな町では、考えて活動できる人材は一握りしかいません。
議会は、今の社会制度の中では必要なのでしょうが、只見町のように縮小している共同体ではなにやら無駄な事をしているようにも思えます。

今、只見町にとって何が本当に必要なのか、合意形成のためにどうした仕組みが良いのか、改めて考える必要がありそうな気がしました。

あ、最後に一言・・・・・・建築、都市計画の視点からの考察見識が足りないのがこの町の弱点だと改めて感じました。建築景観、町並み保存、新たな工作物、造形とか色彩とかがユネスコエコパークではほとんど話題にならない?・・・・・これってエコパークにとっても、自然と共に重要課題だと思うのだが。

午後は、地区センターのTV中継で拝聴しましたが、いずれも傍聴者は私1人でした。
住民参加を標榜する只見町は・・・何処へ行くのか?
明和地区センターの傍聴TV


2013年6月17日月曜日

雑誌analog

昨日、アナログオーディオ&ゆとりライフマガジン「analog」が送られてきました。
発送者は昨年家具をお納めしたKさん。

ダイナミックオーディオのIさんの紹介でしたから、当然ながらマニアックなオーディオファンのはず。
そのKさんが「レコード悦楽人」として紹介されていました。
私の作ったオーディオラックと共に。

analogという雑誌すら知らない私でしたが、雑誌に目を通し驚きました。
今でもレコードがこれほどまでに普通に愛用され、熱烈な根強い多くのファンがいるとは。
Iさんからは話では聞いていましたが、専門の雑誌まで有るとは・・・。
そして、デザインの美しい多くの機器は、とても高価であることにまたまた驚きでした。
マニア恐るべし。
雑誌、楽しく拝読しました。ありがとうございました。

2013年6月16日日曜日

楽しいことも少しは・・・

辺鄙な所での生活は大変なことが一杯有って、先行きのことなど不安を抱えている方も多いのです。
ですから、楽しかったことは思いっきり楽しそうに発信します。

ですから都会の皆さま、そんなに羨ましがらないで下さい。
と、前置きして。

昨日は久々の合同練習。
始まって直ぐに、演奏速度で大論争、喧々諤々とやりあうこと数分いや十数分。

「指揮者より電子音伴奏?のほうが良いんじゃないの・・・」「カラオケみたいで嫌だ・・・」「編曲者の指示する速さで・・・」・・・などと。

それでも、大人ですからだんだんと良い方向に収束してくれました。
後は、私のホルンがもう少し何とかなれば大丈夫・・・ですね。
ばらばらにならないように指揮者必要との結論

練習終了後、20キロほど離れた青少年旅行村で「只見の自然に学ぶ会総会」に参加。
昨年は自然に学ぶ会、ほとんど参加できていませんでした。
今年は、少し意識して参加するぞ~。

総会後の親睦会でいろいろな方とお話できました。
そうだ、親睦会の美味しい食べ物、準備いただいた皆様ありがとうございました。
今年はユネスコエコパークの重要な年ですね・・・・自然に学ぶ会はますます忙しくなるでしょう。
何か出来ることがありましたら・・・あまり無いか。
旅行村・親睦会準備中

2013年6月13日木曜日

毘沙沢は贅沢だ

大都市に住んでいるとなかなか出来ないのですが、毘沙沢では日常。
いろいろな方が遊びにみえて、楽しい時間を共有する。

今日は、この春から只見町に移住した麻衣ちゃん、と麻衣ちゃんのお姉さんとそのお友達。
皆さん、音大卒業でピアノと声楽のスペシャリスト。

麻衣ちゃんには7月の布沢の発表会でホルンのピアノ伴奏をお願いしています。

そんなことで、食事とお茶の後は、ピアノの前で・・・延々と数時間。

山の中ですから、どんなに大きな声で歌っても問題なし。
「都会の音楽室とは違って、窓の外が綺麗で・・・」と評価の高いレッスンスタジオでありました。


また、是非とも遊びに来ていただきたいですね・・・また一緒に音楽しましょう。

庭にはシャクヤクが咲いています。

2013年6月12日水曜日

東京でのレッスン

柏の滞在は大体が正味3日程度。
歳とともに只見~柏間の移動で体力を消耗するので、ハードな予定を入れるのを3日から、だんだんと2日だったり1日だったり・・・となって、最近はその間本を読んだり散歩をしたりとだらだらしていることも多い。

それでも、ホルンの練習は必須アイテム。
レッスンの日は、午前中は、車で10分ほどの千葉県民プラザの音楽室で・・そして、ららぽーとの「スシロー」で話題の回転寿司など摘まんで、つくばEXP経由で新大久保へと向かう。
只見町民も分け隔て無くお借りできています・・・千葉県民プラザ

ホルンを始めて2年になろうとしています。
あっという間の2年、だいぶ上手になった・・・とも思えるが、でもでも、冷静に、客観的に見ると、とてもお上手などと言える状況ではありません。始めたのが遅すぎましたね。
少しは吹けるかなと思う曲でも、ウインドクルーのN先生のレッスンを受けると・・・え~、注意項目が山のように・・・となります。
そもそも緊張して練習の時のような音が出ないし、こういう風にと言われても、そのように吹けないもどかしさ・・・。

それでも、音楽にならない音楽を奏でる楽しさは・・・当分止められそうもありません。

今日毘沙沢に戻りましたら、ポストの中に焼酎が・・・「進呈 只見山荘 相沢」 とメモが添えられて。
ポスト・・・大きくしてよかった
毘沙沢を応援してくださる方々が・・・実は陰ながらですが・・・居るのです。
本当にありがたいことです。
次回は、お会いできると良いですね。

あああ、今回は赤羽の父の所に顔が出せなかった・・・スミマセン。

2013年6月9日日曜日

南泉寺楼門の屋根吹き替え

我が家から会津田島への移動はなにかと多い。
初めて只見を訪れた時もこの道を通過したような記憶がある。
そして、田んぼの向こうに凛として立っている鐘楼門がそれ以来気になっている。
本堂側から見ています

雪国にしては屋根の大きな大胆なデザイン。
ですから雪の時期には囲われて養生がされます。
時には車を降りて近づき柱を撫ぜたりもした。

その鐘楼門が現在屋根の茅を葺き替えている。

雪解けと共に始まった工事はゆっくりで・・・それでもだいぶ形になってきた。
近づいてみると、建物そのものがだいぶ痛んでいる・・・・でも、屋根が新しくなれば、さらに30年は寿命を延ばすのでしょう。

完成したら、またブログにアップします。

2013年6月6日木曜日

水源の確認

この時代でも自分の水道を自分で確保している生活があります。
布沢地区では、今でも集落ごとに、昔ながらの方法で水源を維持管理しているようです。
我が家の水源は山の奥のこのような湧き水

毘沙沢は2戸専用の私設水道、昨日、家から水源までの草を刈りました。
今の時期に草を刈ることが重要、この期を逃がすと作業は膨大になります。
そして、いざと言うときに水源のメンテナンスが出来ない。
水道配管の道

そして今朝は、水源近くの障害木の片付。
こうした作業は山で生活する為には必要なことなのですが、なかなか厳しいですね。
障害木の上を歩くモリアオガエル発見(写真には居ません・スミマセン)

障害木にからまっていた山葡萄のツルを持ち帰り皮をむいてみました。
残念ながら時期が遅かったようで、上手く剥けませんでした。
山葡萄のツル

途中、少しだけワラビを収穫。
収穫ワラビ

今年、12月23日、御蔵入り交流館で『南会津で「第九」を歌おう』が予定されています。
参加者を募集中、私達も参加したいと考えています。


2013年6月5日水曜日

ここ数日

昨晩はコーラスの練習日、6月23日に予定されている『南会津合唱交流会』に向けて・・・。
練習場所は只見地区センター(旧只見中学校)。
あまりワクワクしない環境ではありますが・・・・それでも皆がこのように集まれば、楽しい場所とあい成ります。
昨晩の練習風景

昨年作りかけの除雪機置き場の工事を再開。
当初、屋根さえあれば大丈夫だと思っていたのですが、誤算、雪は上からなど降らない、雪国では物置といえども壁で塞がなくては役に立たないのですね。
作業をすると汗をかきます

8年前に納品したロッキングチェア-の修理作業中。
大変気に入って頂いて、毎日何時間も座られた椅子は、さすがにくたびれていました。
全ての部材をばらして、痛んだ材を新たに製作しました。
組み立て前に、接着剤の検討中です。
組み立てを待つ部材

道端の『踊り子草』、何気ない小さな花ですがよくよく見るととても綺麗です。
現在毘沙沢で満開。
踊り子草

この時期の朝の毘沙沢は最高です