2013年3月5日火曜日

半世紀の変化

午前中、「日本の民家一九五五年 二川幸夫・建築写真の原点」を観に、汐留ミュージアムへ。
京都から始まり大和、山陽、四国、西海、奥羽、武蔵、信州、北陸、高山の半世紀前の民家に会うことが出来ました。

私が7歳の時の日本の民家が、白黒の写真で語りかけてくる・・・そんな空間体験でした。

建築はこんなにも環境と一体となって、生活そのものなのですね。風の強い土地、雪の深い地域、台風に見舞われる斜面、海浜・・それぞれが適応する意匠で作られているのが民家。
共通しているのは、素材が石、木、紙、草、焼き物、土だけで出来ている、ということ。

その後、家具屋としては気になるIKEA港北へ我が友藤森氏に誘われて視察?
ご存知、スゥエーデンの大型家具店。
これが日本か?と疑いたくなるような、巨大な店舗には生活に必要なあらゆるものが並んでいます。

そして、火曜日だというのに、沢山の若者が家具やら生活雑貨を購入しています。
IKEAは今、世界を制覇?する勢いのようです。
そして、その工場は中国。

日本の若い家庭には、今どの家にもIKEAの家具が並んでいるようです。
そしてこれはしばらく続くのでしょう。IKEA恐るべし。

この50年の時の流れの大きさを改めて感じた一日でした。

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