2013年2月14日木曜日

建築コンペやプロポーザル

学生の頃に、建築史で、建築設計競技が日本でも戦前にすでに行われていたことを習いました。

戦後の日本では、さらに多くの公共の建物が、公開あるいは指名の設計者において競われてきました。
学生にとっては、アイデアコンペが注目されますし、若い建築家は、コンペで勝つことが世に出るチャンスとなります。

しかしながら、設計競技参加のほとんどが対価無しの無償です。指名の場合参加費が支払われることもありますが、採算に合う額ではありません。
多くは、当選者だけが契約して設計料を手にすることが出来るという仕組みです。

世の中には今でも設計入札があるのかな?設計料の安い所にお願いするのです。
でも、これでは良い設計が望めないし、公正を欠く場合があることは皆知っているので、プロポーザル方式が取り入れられるようになったのでしょう。

本来プロポーザルは、設計者の負担を軽くする為のものですから、出来るだけ簡単な内容で、かつ公正に選定するのが趣旨です。
でも、選ぶとなると、具体的な提案が欲しくなるわけで、プロポと言いつつコンペに近づく。

今回、只見町で行っているプロポも、プロポと言いつつ具体的な案の提案を要求しています。

5名に選ばれた設計者の、公開説明会が17日(日)に迫りました。
「只見町役場庁舎建設設計業務プロポーザル第三次審査会」は町民だけに公開と聞いています。
実現を目指して、一生懸命考えられた案の説明、出来るだけ多くの町民の皆さんに聞いていただきたいと思います。
中学生、高校生の皆さんにとって、建築設計とは?・・・・勉強の機会になると思います。
町の「お知らせ版」に湯ら里で13時15分からとあります。

朝から晴れ・・・・お三時がなぜかチョコレートケーキ。

4 件のコメント:

穂卯 さんのコメント...

「なぜかチョコレートケーキ」ということは無いと思いますが…雪でなければ、私もチョコをお届けしたい気持ちです。
今日、因幡さんが毘沙沢さんのブログを見る為に、わざわざ我が家にいらっしゃいました。1時間あまりかけて、かなり遡って読んでらしたようです。
「また見せてください」とおっしゃっていました。楽しかったご様子でした。

毘沙沢 さんのコメント...

色々と心使い、ありがとうございます。
織り機は、そのまま布沢の車庫の中、春が楽しみです。
因幡さんと言えば、椅子だ・・・そろそろ考えなくては。その前に打ち合わせが必要かな?
習慣的ブログの読者に感謝。

まちか さんのコメント...

この時期、各集落では総会が催されますね。時期的に皆さん大忙し。公開説明会に行きたくても行かれない方も多いかもしれませんが、盛況でありますように。

毘沙沢 さんのコメント...

投稿ありがとうございます。
そうですよね。都会と比べると山間地の町は、町民の皆さん忙しい。
今回は無理でも、庁舎の設計は、多くの利用者の意見を聞きながら進められると思います。
何処かの機会に、参加できると良いですね。