2012年12月30日日曜日

5回目になる年末の一言

長い一年だったような気がします。
いろいろなことがありました。
身近に親しい人を何人か喪う年でもありました。

自らを振り返ると64歳という年齢に達しました。
46歳で毘沙沢に足を踏み入れ、53歳で移り住み、そしてすでに11年が過ぎたことになります。

この地に親しむにつれ、冬の生活が重く圧し掛かります。
毘沙沢で生活し続けたいが住み続ける事が難しくなるかもしれない、との思いが心の葛藤となって圧し掛かるのです。

そんな気持ちから、今年は、区を通して毘沙沢林道舗装化の陳情をしました。
林道沿いには3軒4人の町民が生活し、別荘も十数軒有るのですが、縮小している過疎高齢化の社会の中では簡単ではありません。
しかし、そうした活動無しには住み続けることはできないという現実もあります。

柏オフィスで皮革の背を製作
毘沙沢で製作した家具は通算250に達しました。
この地での家具と裂き織りの仕事は今後も続けたいと願います。
さらに、来年は建築家としての活動も少しづつ復活するつもりです。
雪に負けずに、頑張るぞ~・・・正月開けに雪の世界に戻ります。

来年も、皆さまにとりまして良い年でありますように。
このブログもまだまだ続きます。

2012年12月24日月曜日

はーとふるコンサート終わる

22日、予定通り早朝下山。
昨年製作の二連の橇はすこぶる調子が良い。
悪路でも、そこそこ対応でき、転覆を免れています。
普段重いものを担ぐことをしていない我々には、橇は実に良い道具ということになります。
今回は、写真のように楽器やら・・・・・・を載せて。

そして、日本女子バレーの選手の皆さんのポーチと監督の椅子を「ただみコミュニティークラブ」のHさんご夫妻にお届けしました。
「ただみコミュニティークラブ」は特定非営利活動法人として、がんばろうふくしま!応援プロジェクトを展開中。
裂織りポーチは、来年再編成される全日本女子バレーの選手の皆さんに、そして監督の椅子は、眞鍋監督自身がこの椅子に座ってバレーの指導されるとの話でした。
う~、楽しみですね。

お昼過ぎから、演奏会に向けて会津田島で吹奏楽の合同練習。
夜の8時ごろまで練習・・・駅前のグリーンホテル泊。
23日8時半集合、午前中、中学、高校との合同練習。
ホールでの中学生、高校生との合同練習
今回は田島吹奏楽団のホルンに、いわき市と仙台市から応援を頂いたので4人。
迫力が違いました。ホルンはハーモニーが魅力ですから、4人は良いですね。
只見から、H、Jさんご夫妻とか、○○さんご家族に聴きに来て頂きました。

只見中学、只見高校、田島吹奏楽の合同演奏
ありがとうございました。
演奏会の後、我々は、雪の無い関東平野へと移動しています。

2012年12月21日金曜日

雪の中で



寒い日が続いています。
23日の田島御蔵入り交流館での「はーとふるコンサート」が近づきました。
明日は、午後からリハーサルに参加します。
そのためには、準備が必要。
林道の圧雪作業が午後終了。この冬初めてのブルドーザーが毘沙沢を走りました。
これで、ソリに載せた、眞鍋監督のお礼の品とか楽器とかが無事に山を下りられそうです、感謝。

「はーとふるコンサート」は23日(日)午後2時から会津田島「御蔵入交流館」です。是非是非お出かけ下さい。

もう一つ、横浜で下記の「只見展」があります。和子さんや恵子さんが行きますよ~。こちらも、是非是非覗いて見てください。




●パネル展示『自然首都・只見の自然』
 12月24日(月)~27日(木)10:00~18:00(最終日16:00終了)
 会場/かながわ県民センター1階展示場
●講演会『只見の自然と暮らし』
 12月24日(月)・25日(火)14:00~14:40
今回の講師も、学ぶ会事務局長の渡部和子さん(ブナセンター主任指導員)です。
首都圏の方にはぜひ聞きにいらしていただきたいと思いご案内しました。24日には何人かの会員が来てくださると聞いていますので、皆さん会場でお会いできるといいですね。








年末年始は留守にします。その間の大雪が心配・・・だいぶ軒先が傷んでいますから、少し修繕しました。




2012年12月19日水曜日

図面を描く

図面を描いていると、気持ちが落ち着きます。
今は家具の図面を描く程度ですが、それでも形をあれやこれや考えて図面に定着する作業には充実感があります。
使っている道具は昔のものばかりです

今の設計者は、コンピュータを使うのですが、私の時代は手で書くことが全てでした。
若い頃は、出社と共に製図版の前に貼り付いて、夜遅くまでせっせとスケッチやら図面を描いたのです。
実施設計の時には、図面製作工場ですから、大きな建物の場合は数ヶ月・・半年と毎日図面を描いていました。
ですから、今でもそうした行為が、身体を頭を喜ばせるのでしょう。

2012年12月18日火曜日

40の裂織り・ポーチ

日本女子バレー・眞鍋監督のバレーボール教室(10月6日)のお礼の品(町からの依頼)。裂織りポーチがやっと完成。
一つ一つの違いが分かります

織から、縫製まで全てを1人でこなすというのは、40という数になると、大変なことです。
女子バレーの選手の「あきらめない試合を見ていましたから、いい加減には出来ない」と富美恵。

とにかく、手作りらしい手作り品を、気に入って使って頂けると嬉しいですね。
裏地も個性的なのですが見えない

2012年12月16日日曜日

第二次審査会

只見町新庁舎の設計者選定の為の公開プロポーザル、第二次審査会が昨日行われました。
10人の選考委員の皆さまの熱心な、公正に議論を尽くして・・・良い建築家を残したいという気持ちのこもった審査会だったと思います。

18人の設計者からの技術提案書は、一日前の14日、庁舎の中で展示公開され、町民からの意見も事前に頂いていました。

二次審査を通過した設計者は5名。三次審査、各設計者からのヒヤリング(設計説明と質問)は来年2月17日、町民公開の場で行われる予定です。
富美恵の下の横の溝は、カモシカが歩いた足跡 、雪が深いのでラッセルしてる

15日、山を下りるにあたって、お願いしていた、林道の圧雪はついに間に合いませんでした。
と思っていたら・・・実は、ブルドーザーは、朝走っていたのでした。
ところが、途中、杉の木が倒れていて、その杉が電話線に架かったため、ブルが通れなかったのです。実はこの事は、先日の停電の時に電力会社の作業員が気がついて、NTTには連絡していたのですが、未だに手が着いていない、と言うことでした。
おいおいお、これでさらに雪が降ったら・・・切れたらどうするの?困ります・・・NTTはどうなってんだ。
電話線・光ケーブルが・・・あぶない。この手前でブルは引き返した

今回の下山は、久々でしたので、Aさんの家具のセッティングを確認し、自然に学ぶ会の忘年会にちょっと顔を出し、湯ら里に宿泊して、温泉に浸かって少しのんびりしました。
そうそう、湯ら里の町民優待プランを使うと、1泊2食付で6,650円です。町民が一緒ならどなたでもこの値段で利用できます。来年3月31日までです。

2012年12月14日金曜日

はーとふるコンサート

今月23日(日)午後2時開演、会津田島「御蔵入り交流館」で「はーとふるコンサート」が行われます。
私達は、田島吹奏楽団でホルンとフルートのパートで出演予定。

とても楽しみにしていますが、でも実は、事前の合同練習に中々参加できないで困っています。
夜の練習ですから、田島に宿泊しないと無理なのです。

でも、楽譜は頂いていますから、2人で練習しています。
そして、皆さんとの合同練習は直前の22日になりそうです。
こんなことでは良い演奏は出来ないと分かっていますが事情が許しません。

今回のコンサートには、歌の皆さんと、吹奏楽の田島中学、田島高校が共に演奏いたします。
是非是非お出掛け下さい。



2012年12月13日木曜日

雪を掘る

雪が小降りになり、この4日間は、連日雪を掘っていました。
いずれ春になれば融けるのですが、これから春までの積雪の量が分かりませんから・・・怖いのです。
家の周りの3辺の長さの和が50メートルほどありますから、4日で150立方メートルほどの雪を掘ったり飛ばしたりしたのだと思います。
中古のジーゼル除雪機はまだまだ元気

今回は消雪池も機能しませんでしたので、その回復にも時間が掛かりました。
今まで、こんな事は無かったのに??・・・水の深さが足りなかったのか?
と言うことで、排水パイプの位置を少し上げました。
回復した消雪池

雪を掘るなどと言う事は全くの徒労なのですが、良い運動と前向きに考えることにしています。
自然とのやり取りは頭脳労働でもありますから、きれいに片付いた後に、少し満足感があります。
あ~、ビールを買い忘れた。


2012年12月11日火曜日

たいした雪です

8日の夜から始まった今回の雪は、9日10日と降り続き、あっという間に全てを埋め尽くす勢い。
そして今も、続いている。
大きな家に住むという事は、それだけ除雪も大変と言うことです

今年は、除雪機収納の小屋を作ったので、幸いこれが早速役に立ちました。
しかしながら、消雪池が上手く仕事をしていません。
いや、あまりにすさまじい積雪、一日で1メートルという勢いに、順応できなかったのでしょう。
一気に積もったので、池の上に大量の雪が・・・。

昨晩、夕食時間に停電。
あ、また林道の入り口の杉林の断線かな???と・・・・。
停電すると、光電話が使えません。携帯は電波が届いていません。
この停電を誰も知らない可能性があるというところが、ここでの怖さ。

ま、慣れていますから、早々自家発電を使って東北電力に連絡。
やはり、毘沙沢林道だけの、局地的な停電でした。

「これから、そちらに向かいますが、林道は除雪してありますか?」「いや、除雪してません」「そうですか分かりました、とにかく、向かいます。しばらくお待ち下さい」そんなやり取りをして・・・。。
雪国の東北電力は馴れたものです。

富美恵は、40個のポーチの仕事を、ロウソクの光で頑張りました・・・でも電気は来ませんでした。
ローソクの光で仕事

夜中に、ぱっと明るくなって、テレビがにぎやかに音楽を演奏しだす。
ええええ・・・どうしたどうした。
そんな感じで。夜中の1時近くに、電気が通じました。
そして、電話「電気直りましたか」はい、大丈夫です。ご苦労様でした。」
雪国の東北電力は、本当に本当にすごい・・・・・本当にありがとうございました。

2012年12月9日日曜日

一夜明けて

今回の雪で完全に孤立しました。
これが大体平年並みなのだと思いますが、ここ2年ほど年末近くまで大雪がありませんでしたから・・・あ~、やっぱり、豪雪地帯。
消雪池の水が少ないので、簡単には消えてくれない

昨日、宅急便と、郵便物が届いたのが嘘のように、道が無くなりました。
今回は今日明日と、まだまだ降り積もりそうです。
今も、ドドド・・・と屋根の雪が落ちています。

2012年12月8日土曜日

配達

こんな山の中まで、こんなに雪が積もっているというのに、おまけに吹雪いてきたというのに。

「行きますが、大丈夫ですか・・・」「う~、ま、大丈夫だと思うけど、危ないと思ったら無理しないように・・・。」

ちょっと心配なので、そろそろ・・・様子を見に出る。
「あ~、何とか来ました」「いや~、よく来れたね」などと。
「これで今年は終わりだね」「そうですね、また来年もヨロシク・・・。」とも・・・・クロネコ。
Iさんからの北海道の海老だ、サンキュー

それからしばらくして、郵便配達が・・・。
「大丈夫かな・・・と思いながら来て見ました・・・・。」「いや~、ご苦労さん}などと言って出迎える。

まったく、こうした事は都会ではありえない光景ですね。ありがたいことです。



2012年12月6日木曜日

白い世界に

4日の夜の雪ですっかり冬景色になりました。
天気予報ではこれから数日は連日雪だるま・・・これは危ない。
と言うことで、車を下山させました。
すっかり冬景色

幸い、今年最後の仕事、日本女子バレー監督の為の椅子は出来ていますので、車に積み込みましたから安心。でも、富美恵の40個の裂き織りポーチはさすがに大変なことになっています。
ま、でもこちらは軽いので雪の上を歩いても運搬は出来ますから。
まだまだ大変です

除雪機に雪が着きにくくする為に塗装をして、収納小屋の屋根の補強なども終わりました。
中々良い色、実際は写真よりさらに良いのだ

消雪池の水の様子がどうもおかしい?と調査。
途中のパイプの継ぎ目に胡桃が詰まっているのを発見。

今年も、林道は圧雪のためのブルトーザーが走ります。
そんな確認とお願いも今の時期の仕事。

これで一段落かな・・・さあ来い・・・と言いたいが、10日に住民自治組織「明和地区振興会」の委員会が夜開催。スタートの会議だから参加したいし・・・・。
15日に庁舎の二次審査がある。これは万全で臨まないと。
そのあたりまでは車で出入りしたいのですが・・・お願いしますよ・・もう少し待ってくださいね。

外は風が強くなってきました。北風ぴゅーぴゅーです。