只見町が現在進めているエコパークについて、住民説明会が只見、朝日、明和の3地区で10~12日で行われました。
私は、検討委員会に2回傍聴しましたが、エコパーク登録のそもそもの趣旨などを、今まで詳しく伺っていなかったので出席しました。
ブナセンターの和次郎館長の詳しい説明で、その内容が良くわかりました。
しかしながら、町長自ら出向いて行われた説明会でしたが、参加者は2つの手の指で納まる(明和)人数でした。
この町の重要な政策が、町民にはあまり興味の対象ではないとしたら、問題です。
「なぜ、只見町が今エコパークの登録なのか?エコパーク登録をする必要が何処にあるのか、登録をすることで何が変わるのか?」といった趣旨の質問がありました。
確かに、自然の保護・保全の視点では既存の枠組みの中で色分けをするだけ、と説明されていますから、何も変わらないのです
私も、登録だけで終わるのであればあまり意味が無いのかなと思います、でも「地元住民の合意形成と主体的参加が前提であり、その活動は地域住民の総意に基づくものでなければならない」に期待しているのです。
エコパークを目指すからには、自然にだけでなく、人工物が作る街の景観に少しは気を使う町になってほしいと私は思うのです。
雪国では、家も車庫も国道・県道にへばり付いています。ですから、車で走って至近に見えるのは自然の姿ではなく、デザインの統一を欠いた民家とが廃屋とか汚い車庫とかなのです。
きれいな田畑はその後ろに隠れています。
ですから、今のままでしたら、エコパーク認定の町を車で走っても決して美しい景色にはお目にかかれないということになります。
それは、恥ずかしい。
美しい街の実現を、私はエコパークに期待しているのです。
あ、、そういえば次世代を担う若者と子供の顔が見えなかった。
只見を離れている都会の只見出身者の皆さま・・・若者よ。
皆さまの故郷只見町は、厳しい状況の中で変わろうとしています。早く帰ってきて参加しましょう。
都会者の私だって、こうした不便な山の中で頑張っているのですから。