2011年5月29日日曜日

田の字の田植え







毘沙沢の小さな小さな棚田の田植えが昨日終わりました。

朝、修さんのお母さんから手塩に掛けた苗を頂、昼食後に開始。
幸い心配していた雨にはならず気候良し。

気候が良いということは虫も元気。肌を出すとぶんぶん飛びついてきます。
都会人はこれが苦手。私は気にならなくなっている・・多少は田舎人。

例年のようにいろいろな方に駆けつけて頂きました。
夕方から彰さんの田んぼの田植えを終えた一群が合流。
慣例の肉焼き・・エトセトラ。

田子倉湖のワカサギの天ぷらうまかった。
東京から駆けつけてくれた駒小の3人、美味しいお酒ありがとう。
鮎、岩魚、人参ジュース、イチゴ、クリキンパン・・・・イロイロありがとう。

2011年5月25日水曜日

代掻き



今年で3回目の田んぼ。
彰さんの助けを借りて今日は代掻き。
水を張った田んぼの土をとにかく攪拌してどろどろにするわけです。
ま、左官屋さんと似たような作業ですね。

いまどきこうした作業は機械力をフルに使うわけですが小さな棚田はそうは行きません。
最後は人力を使い、田の表面を平らにします。
泥が顔にかかり、足を取られ、結構ハードな労働。
あと何年出来るか・・・とにかく小さい田んぼの代掻き終了しました。
28日の田植えの準備ほぼ完了。2人の農民の疲れた顔。

2011年5月23日月曜日

いよいよ田んぼ


山の田の字が今日から始まりました。
彰さんが届けてくれた有機肥料、田の中に満遍なく振り掛けて。
ところどころシャベルで田越し。
そして、水の引き込み開始。

今年は初めから水を張って、田越しと代かきを同時作業で省力化・・という段取りです。
昨年、あるいはその前の年と比べると実に景色が田んぼです。

2011年5月15日日曜日

椅子を組む



木製の家具は多くがホゾ組で結合されています。
ですから家具の強度は、結合部をいかに丈夫に作るかが重要となる訳です。
椅子は特に結合部が弱いと致命傷になります。
さらに、乾燥でがたがたしないために極力きつめに作りたいと思うのです。

人口乾燥機で十分乾燥された材でも湿度が高ければ膨らみます。
無理をすると組む時点で割れる事もありますから、その加減が難しい。

小さな部材は冬場はストーブの上でカラカラにして組みます。
今の時期は、晴れた日に車の中で乾燥させて組み立てる方法が有効なようです。

こうする事で、無理をして冷や汗をかくことが減ります。

2011年5月10日火曜日

おだやか




この連休は静かで穏やかな毘沙沢でした。
もちろん、適度にイベントが挟まって。

最後に高校以来の友達夫妻の来宅。
毎回ギターを抱えてきます。
という事で、夜は遅くまでお酒が続いてワイワイと。

昨日は快晴、恵みの森の途中まで行ってみましたが車が雪に阻まれました。
入り口までたどり着くのにはあと数日待たなくてはいけないようです。

久々の「いわなの里」、桜が満開、新緑の淡い緑がこの上ないコンディション。

2011年5月7日土曜日

只見の景色




只見駅近くへオカリナの練習に出向きました。

暖かい一日でした。
桜もコブシもカタクリも一斉に開花。
雪で削り取られた鋭い山、その山の稜線のキタゴヨウ、ブナの新緑と雪の白は只見を象徴する景色。
そして川は少し濁って勢いを増して元気元気。
こうした元気な川が私は好きです。

黒谷川の下流、橋の上で写真を撮って・・あれ・・エンジンがかからない。
セルモーターの故障。
そのまま修理工場へ。
しばらく代車です。この車もだいぶ走りました。
でも後2.3年は走ってもらわないと・・・・。

2011年5月6日金曜日

今の毘沙沢







昨日の午後フキノトウを採集に出かけた時の林道と今朝の毘沙沢です。

山の上のほうでブナが芽吹きを始めました。
桜は花芽が膨らみ、今日にでも咲き出す勢い。

小さな田んぼが姿を現しました。なんだか懐かしい。

2011年5月4日水曜日

2本のペーパーナイフ


手元に、桜の木でできた2本のペーパーナイフがあります。
作者は高橋英子さん、女子美術大学名誉教授・Hideデザイン工房。

細い1本は数年前に、我が工房にいらした時に頂いたもの。
幅広の1本は、3月に開かれた-さくらを詩う-高橋英子展で展示?された物。

実は、私、案内は頂いていて伺えなかったのです。
その前に、Nさんにお会いしたとき「伺えないのですが先生に宜しくお伝えください。」とお話したら。
後日、Nさんから丁寧なお手紙と幅広のペーパーナイフが届いた次第です。

この桜は、先生の家にあった桜の木をやむなく切ることになり、それをこうした形で残した物と伺っています。
鉈で割った時の面白い形をそのまま作品にしてしまう。
私にはとてもできない業です。自然の偶然の中から見出す審美眼、私は先生に遠く及ばない。

2011年5月3日火曜日

やっと看板が



やっと工房毘沙沢の看板が復帰しました。
本当に遅い春です。なにやら損をした感があります。

看板の上に置かれたシーサーの天辺の高さは、地面から2.7m有ります。
この冬は、写真の後、完全に見えなくなったのです。
3.0mは積もったという事です。

ヤナギが芽を吹きました。ブナは未だです。

2011年5月1日日曜日

どうにか桜




南相馬の方々が沢山南会津町に避難しています。
そうした方々に、春を感じていただいて気持ちをリフレッシュしていただこうという事だと思います。
「がんばっぺ!福島」

私達は、田島吹奏楽団の活動に合わせてこの2日間を過ごしました。
はたしてこうした事でどれだけ被災者の為になるのか、とも思いますが、それよりも、私達の若い仲間が、この災害に対して、何か力になりたいという気持ちに共感した次第です。

急な催しでしたが、地元会津のワタルバンドがジョイント、さらにその仲間、サクソフォーン奏者・山浦雅也さんが東京から駆けつけ、心のこもった「ふるさと」を聴くこともできました。

田島吹奏楽団の若い輪に参加していて良かったと思える一日でした。
帰り道、二人で「疲れたね」「でも楽しかったね」。