2010年6月17日木曜日

よみがえる






2月にこのブログに書いた深井さんから昨日電話。
「今週末、只見に行く時テーブル2つ運ぶから」「工場用のは出来ているけど、食卓はまだなんだけど・・・・・」
「お金振り込むから」

という事で今年の秋までにと言っていたテーブルを急遽仕上げました。

天板はケヤキの1枚板。
昨年、雨の中をトラックに積まれて持ち込まれた板。
ねじれて、割れて、塗装がしてあって、おまけに割れ目にはシールがべっとり、可愛そうな状態でした。
「これ何とかなるかな」「ま、大丈夫ですよ」

安請け合いしたケヤキ、よみがえりました。

近代以降、家具デザイナーは材料に頼るのは邪道と考えてきました。
今でも、コンセプトを大切にする傾向が強い。
でも、多くの人は今でもケヤキがお好き。最近はブラックウオールナットが大流行。
木というのは、素材そのものが人の心をとらえるようです。

死にそうだった今回の板は、私の魔法の手で素晴らしいテーブルに変身しました・・・えへん。

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