2009年2月28日土曜日

布沢城跡に登る






今朝は朝から晴天、ということで我が家の南東に位置する布沢城跡に登りました。

林道を少し下った所が登り口、急勾配を20分ほどで尾根に。そこから尾根づたいにさらに15分ほどで頂上。

この尾根にはブナが残っています。いや、大きいのは数本であとは二次林。それでもブナ優勢の立派なブナ林を構成しています。

林の主は、ごつごつとしたひときわ目立つ大木。「ミケランジェロ」と名づけました。

頂上は広がりがあります。戦国の世には建物があったようです。上から我が家が良く見えます。さらに遠くに尾瀬から奥只見、浅草岳辺りまで遠望できました。

2009年2月27日金曜日

成形合板





成形合板は、曲面の板を作るのに有効な方法です。

椅子の背板はたいていが曲面になるのですが、私の多くの椅子は厚い板を切り抜いて作っています。

そんな中で、ロッキングチェアーの背板は成形合板で作ります。
4ミリ厚の板を5枚、接着剤を塗ってクランプ総出で型に固定します。押さえ込むという感じかな。

型を作るのに時間を要しますが、その後は案外と楽です。
ナラの板は反発力が強いので、固定してなじむまで数日そのままにします。

2009年2月26日木曜日

製作用型板





前回書いた図面が製作のためのデザイン画・施工図だとすると、型板は原寸図ともいえる。

4ミリの合板で、正確には2ミリ小さい原寸版を作る。
これをガイドにして、製品となる部材を切り抜くという作業に使う。
曲線や、複雑な仕口を正確に作るためにはどうしても必要となる。複雑な椅子には欠かせない。

私の場合は、定番の作品を沢山作ることがないのでこの程度の型板で用が足りるが、数多く作る場合はさらに丈夫な素材で正確に作られる。

整理が悪いので、あちこちに吊るされている。

2009年2月24日火曜日

図面表現




家具を作る時には図面を書きます。もちろんその前にデザインを決めるためのスケッチもします。

図面にはいろいろな意味がありますが、まず、プロポーションの確認。お客さまへの説明、見積もり根拠。そして作るための寸法の割り出し。再度同じ物を製作するための記録。

最近、手書きの図面は珍しくなりました。私の世代はパソコンの操作が苦手。未だに手書きです。
家具屋の前が建築家。図面は得意。大学の時に勉強した図学が役に立っています。

2009年2月22日日曜日

オカリーナ


だいぶ前になりますが、高校以来の友達ご夫婦からオカリーナを頂きました。
練習は時々していましたが我流。

今年、地元でピアノを教えているJ女史の発表会に誘われました。
森林の分校の発表会は例年教え子だけだったのですが、今年からは音楽の好きな人の参加を呼びかけています。

そんな訳で少しまじめに。

オカリーナは音域の狭い楽器です。アンサンブルで幾つかのパートを吹き分ける時はサイズの違う楽器が必要になります。
今回上京して、新たにF菅を購入しました。練習が楽しみになりました。

林道毘沙沢






雪まつりの後、少し雪が降りました。
その後、上京していろいろと用事を済ませて、20日に戻りました。
この時の往復の林道の雪は相変わらず例年に比べると少ないものでした。
かつての田んぼの跡には雪がないところもあります。これはもう春?

そして、昨日は一日吹雪。今朝は冷えました。また綺麗な雪景色。ウム、雪国だ。
でも寒かった。

2009年2月15日日曜日

ふるさとの雪まつり










14日、15日は只見町の雪まつり。
雪まつりは雪の降る地方、あちらこちらで行われていますが、只見町の雪まつりは地方色豊かなローカルな雪まつりとして知られています。必見。

私も企画に係った大雪像は只見ダム。これは今年竣工50年?。曲がりやは河井継之助ゆかりの叶津番所でした。
写真は今年から始まった「もと山レース」と定番の「雪中大みこし」「大雪像花火大会」「厄払いの儀」「早乙女踊り」。

今回、私の小学校の同級の訪問がありました。ということで2日間にわたって楽しみました。
改めて、雪祭りにかけるエネルギーと多くの遠方からのお客さんに感謝です。

多くの顔にお目にかかりました。

2009年2月13日金曜日

再生






Yさんの廃棄された家具の再生が終わりました。
3つの小さなテーブルを3段に重ねて仕舞えるネストテーブル。
都会の住宅は決して広くありませんから大変便利です。

木は再加工することでまた新たな命を吹き込むことが出来きます。
まるで新品に再生できますが、実はよく見るとあちこちにかつての家具の痕跡が残りました。

我が家は200年以上前のものですが、そうした家の部材に古材が使われています。そうした材は400年以上にわたって役に立っているわけです。

この家具もまた数十年役に立ってもらえるはずです。地球環境にも貢献かな。

2009年2月10日火曜日

家具から家具を生む






9月8日のブログで書いた廃棄された家具の再利用、作業に入りました。

実はこうした仕事は初めての試みですが、基本的にはいつもの作業と何も変わりません。

木取りの為の素材が廃材というところだけは事情が違いますが、そのあとはいつも通り。

ただ、ところどころにかつての製品の加工の痕がどうしても残ります。これは今回はそのまま残しておこうと考えています。

完成しましたら、また続きを書きましょう。

裂き織りの仕事



皮の加工も少しなれた頃に終了。
妻が依頼を受けていた5つの仕事がやっと一段落しました。

このバックは昔の帯を裂いたもので、横糸は全てシルクです。色がとても綺麗。

2009年2月9日月曜日

只見町の「ふるさとの雪まつり」会場の今



今年は雪の少ない只見ですが、雪まつりの目玉、大雪像が着々と出来ています。

私は、直接見に行くことが出来ません。只見町のHPから写真を頂き、報告します。

只見でしか見ることの出来ないない、本場物の只見ダムと民家の大雪像が出来上がりつつあります。
お楽しみに。

2009年2月8日日曜日

椅子の修理




アームチェアー「シートウィービング」と言う名前で作った5年前の椅子。
東京の友人が自宅で使っていたが、前後にガタが出た。分解して修理。

前後をつなぐ材のほぞがやせて、がたつきが出ていた。
原因は、軽い椅子を作ろうとして部材の断面を小さくしたこと。東京の乾燥でほぞがやせ、その状態で前後にくりかえし力がかかった為と思われる。

座面はペーパーコードで編んでいる。今まではハンスウエグナーの名作Yチェアーと同じ編み方をしていたが、今回は編み方を変えて写真のようにした。このほうが丈夫。へたりにくい。

2009年2月7日土曜日

雪を遊ぶ





こんな天気の良い、そして雪の状態の良い時は雪で遊ばない手は無い。
と言うことで、雪遊び大好き、自然に学ぶ会のお二人がスキーで来宅。甲斐犬のフウコと共に。
越冬基地に不足の牛乳と生魚、自家製パンもかついで。

食事のあとは音楽会。フルート2本とピアノ。

スキーはスノーシューより便利かも・・・スイスイと滑れれば。